デジタル大辞泉
「唐糸」の意味・読み・例文・類語
から‐いと【唐糸】
1 中国から渡来した絹糸。
2 「唐糸織り」の略。
3 《糸を引くところから》納豆。
「この茶の子、名は―というてくれなゐ」〈咄・醒睡笑・八〉
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から‐いと【唐糸】
〘名〙
① 中国渡来の糸。
※
蔭凉軒日録‐長祿二年(1458)五月九日「献
二盆一枚〈
桂漿〉唐糸一束〈色紫〉
一」
※
太平記(14C後)一三「
名馬の太く逞
しきに〈略〉唐糸
(カライト)の手縄ゆるらかに結でかけ」
③ (糸を引く意から) 納豆のこと。
※
咄本・醒睡笑(1628)八「
座頭の琵琶負うて来るを見付け、おどけ者が『なっとの坊はいづくより
何処へお通りぞ』『
わらの中にねてから糸ひきに行く』と。見た所うまさうなりやこの茶の子名は唐糸
(からいと)というてくれなゐ」
とう‐いと タウ‥【唐糸】
〘名〙 (もと外国から輸入したものであるところから) 機械紡績による綿糸の旧称。
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報