精選版 日本国語大辞典 「国立病院」の意味・読み・例文・類語
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…第2次大戦中に,国家統制を強めるため,必要な診療所や病院を国が接収して有機的な医療体制をつくろうという構想がたてられたこともあったが,実効を生む前に敗戦で解体された。
[第2次大戦後の日本の病院]
戦後,占領軍の指令で陸海軍病院や軍事保護院がもっていた病院,療養所が厚生省に移管になり,一挙に146施設の国立病院が誕生,広く国民に開放された。もっとも,医療はとくに地域性の強いもので,国立であるよりは,地方自治体が地域の特殊性に沿った医療体制をつくるために,病院もその一環として位置づけるのがよいという理由で,1950年ころから,医療機関整備計画や議会基幹病院整備計画要綱(1951)によって,国立病院の地方移管が提言された。…
※「国立病院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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