増基(2)(読み)ぞうき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「増基(2)」の解説

増基(2) ぞうき

1282-1352 鎌倉-南北朝時代の僧。
弘安(こうあん)5年生まれ。関白藤原基忠(もとただ)の子。天台宗。出家して近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の覚助法親王,浄雅に師事。京都実相院門跡(もんぜき)となり,元亨(げんこう)4年園城寺長吏。花園天皇以降5代の天皇の護持僧をつとめた。観応(かんのう)3=正平(しょうへい)7年7月21日死去。71歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android