大洲[市](読み)おおず

百科事典マイペディア 「大洲[市]」の意味・わかりやすい解説

大洲[市]【おおず】

愛媛県西部,伊予灘に面する市。1954年市制。大部分山地で,肱(ひじ)川が貫流予讃線が通じる中心市街は1617年以後加藤氏6万石の城下として発展,風光にすぐれる町として有名。かつては本蝋,良質の伊予糸を多産し栄えたが,現在は衰退。かつての桑園水田,畑に変わり,米作,野菜栽培が行われる。肱川での鵜飼や秋の芋炊きは多くの観光客を集める。内子線,松山自動車道が通じる。2005年1月喜多郡長浜町,肱川町,河辺村編入。432.22km2。4万7157人(2010)。

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