富士電気化学(読み)ふじでんきかがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富士電気化学」の意味・わかりやすい解説

富士電気化学
ふじでんきかがく

電池・電子部品メーカー。富士通系。 1950年東京電気化学工業として設立。 53年富士電機製造と資本提携。 58年現社名に変更。 72年富士通が資本参加。当初乾電池でスタートしたが,59年開発に成功したフェライトセラミックスとともに発展の柱となり,現在も AV機器向けなどで堅実に伸びている。電子応用部品の分野も,パソコンや移動体通信向けで急成長している。今後はフェライト素材の用途拡大に力を注ぐとともに,海外生産比率の向上をはかる。売上構成比は,フェライト・セラミックス 32%,電子応用部品 44%,電池 24%。年間売上高 1103億 9500万円 (連結。うち輸出 34%) ,資本金 82億 400万円,従業員数 1936名 (1999) 。

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