富島松五郎(読み)とみしま まつごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富島松五郎」の解説

富島松五郎 とみしま-まつごろう

岩下俊作小説富島松五郎伝」の主人公
北九州小倉生まれの人力車夫暴れ者のため無法松とよばれる。小倉連隊の吉岡大尉の家に出入りをゆるされ,大尉の死後夫人息子のためにつくす。夫人への思いを胸にひめたまま最後はひとりさびしく死んでいく。昭和18年阪東(ばんどう)妻三郎主演の映画「無法松の一生」が評判となった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android