日本大百科全書(ニッポニカ) 「島村元」の意味・わかりやすい解説 島村元しまむらはじめ(1893―1923) 俳人。外交官であった父の任地アメリカで生まれる。帰国後大阪、岡山の小・中学を経て慶応義塾大学に入ったが病気のため中退。1913年(大正2)より高浜虚子(きょし)に師事して『ホトトギス』に入り、鋭い感性に支えられた写生句により大いに将来を嘱望されたが、31歳で病没。一周忌にあたり『島村元句集』(1924)が刊行された。 春雷や布団の上の旅衣[村山古郷] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島村元」の解説 島村元 しまむら-はじめ 1893-1923 大正時代の俳人。明治26年6月25日生まれ。外交官島村久の子。父の任地アメリカで生まれる。大正2年から高浜虚子(きょし)に師事し,「ホトトギス」にくわわる。するどい感性による写生句で注目されたが,大正12年8月26日死去。31歳。死後,「島村元句集」が刊行された。慶大中退。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例