精選版 日本国語大辞典 「恵日」の意味・読み・例文・類語 けい‐じつ【恵日】 〘名〙 太陽、日。転じて、天地のめぐみ。※経国集(827)一〇・讚仏〈称徳天皇〉「慧日照二千界一。慈雪覆二万生一」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「恵日」の意味・わかりやすい解説 恵日えにち 生没年不詳。飛鳥時代の医家。雄略天皇の3年に百済(くだら)より渡来したといわれる名医徳来5世の子孫。代々難波薬師(なにわのくすし)の姓を賜って医を業とした。623年(推古天皇31)に15年の留学を終えて隋(ずい)から帰り、654年(白雉5)には遣唐副使として再度大陸に渡っている。その後、難波薬師の同族が増え、医業以外の者も出るようになったため、恵日の子孫の奈良(生没年不詳)らが願い出て、758年(天平宝字2)に許され難波連(むらじ)に改姓した。[宗田 一][参照項目] | 薬師 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例