抗原提示細胞(読み)コウゲンテイジサイボウ

デジタル大辞泉 「抗原提示細胞」の意味・読み・例文・類語

こうげんていじ‐さいぼう〔カウゲンテイジサイバウ〕【抗原提示細胞】

体内に侵入したウイルスなどの抗原を取り込んで、近くリンパ節へ移動し、T細胞に抗原の情報を伝達する免疫細胞樹状細胞マクロファージB細胞など。APC(antigen presenting cell)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「抗原提示細胞」の解説

抗原提示細胞

 APCと略す.抗原となる物質は,生体内でマクロファージなどにより部分分解されて,その産物がこの細胞により抗原として提示される.この提示する細胞.ヘルパーT細胞に対して,主要組織適合抗原を発現しているマクロファージ,樹状細胞,Bリンパ球などがこの役割をする.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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