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マクロファージ マクロファージmacrophage

翻訳|macrophage

7件 の用語解説(マクロファージの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

マクロファージ(macrophage)

動物体のすべての組織に存在するアメーバ状の大形細胞。白血球の一種で、単球から分化する。細菌や異物を取り込んで消化するとともに、その抗原としての情報をT細胞などに伝える。大食細胞。→抗原提示細胞

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百科事典マイペディアの解説

マクロファージ

大食細胞とも。白血球の一種で,脊椎動物食細胞のうち大型でアメーバ状のものをいい,無脊椎動物でも同様の機能と形態をもつものはマクロファージと呼ぶ。最も重要な機能は食作用で,異物を偽足で取り込み消化すること。
→関連項目サイトカイン細胞性免疫免疫リンパ節

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栄養・生化学辞典の解説

マクロファージ

 大食細胞ともいう.大型の単核細胞で,貪食機能をもち,生体防御機構で重要な役割をしている細胞.結合組織や多くの臓器,組織,中枢神経系に見いだされる.細胞間を移動し,感染が起こると,そこに集積し,細菌やコロイド状の粒子を捕食する.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

マクロファージ【macrophage】

大食細胞ともいう。食細胞の発見者であるE.メチニコフは,脊椎動物の食細胞のうち,顆粒球(多形核白血球)をミクロファージmicrophage(小食細胞),大型でアメーバ状のものをマクロファージと命名した。マクロファージと形態も機能も似ている細胞は全動物界に普遍的である。無脊椎動物でのそれらの細胞は,動物種や研究者の違いによって,種々の名称で呼ばれているが,一括してマクロファージと総称される。 マクロファージは,白血球のうち,系統発生的に最も歴史が古い。

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大辞林 第三版の解説

マクロファージ【macrophage】

動物の組織内に分布する大形のアメーバ状細胞。生体内に侵入した細菌などの異物を捕らえて細胞内で消化するとともに、それらの異物に抵抗するための免疫情報をリンパ球に伝える。大食細胞。貪食細胞。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マクロファージ
マクロファージ

大食細胞」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マクロファージ
まくろふぁーじ
macrophage

動物体のすべての組織に出現する遊走性の大形細胞で、生体に侵入した異物や細菌、あるいは体内に生じた変性物質を食べ込む。大食胞、大食細胞、貪食(どんしょく)細胞、または組織球ともいう。マクロファージはとくに、炎症や外傷の際に活発なアメーバ様運動を示し、細胞の死骸(しがい)や破片、破壊されたさまざまの異物などを食べ込んで、組織内の清掃屋の役割を果たす。免疫学的にはマクロファージは、食べ込んだものの抗原性に関する情報をリンパ球に伝える。リンパ球はこの情報に応じて適切な抗体をつくる。マクロファージの起源については現在では、単球(白血球の一系統である単核の細胞)由来説が有力である。この説によれば、マクロファージの源となる細胞は骨髄で増殖し、血中に単球として出現し、血管から種々の臓器の結合組織内に入ってマクロファージに分化して活発な食細胞活動を示す、ということになる。[新井康允]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のマクロファージの言及

【炎症】より


[炎症細胞]
 多くの急性炎症では前述した白血球の中でも好中球が炎症細胞の主役であるが,アレルギー性炎症では好酸球が多く出現する。慢性炎症では単球,マクロファージ,形質細胞およびリンパ球が主体となる。なかでもマクロファージは最も活発に貪食作用を示す細胞で,その大部分は血液中の単球に由来することから,マクロファージと単球とを合わせて単核細胞貪食系mononuclear phagocytic systemと呼ばれている。…

【エンドサイトーシス】より

…仮足を二つに広げて餌を包み込む動きは,餌から分泌される物質の濃度勾配によって引き起こされるのではないかと推定されているが詳しいことはまだわかっていない。アメーバが生きるために餌を食べるのは当然であるが,われわれの体中に無数に散在している白血球の一部(マクロファージなど)もバクテリアや細胞の断片などを食べている。この運動は固形物を取り入れるという点で食作用とみなされてきたが,アメーバのように仮足を出して包み込むのではなく細胞表面にへばりつけて管状にして取り入れる点では飲作用ともいえる。…

【抗体】より

…その作用のほとんどは抗体部分のFc部分によって現される。そのおもなものは,好中性多核白血球,マクロファージ(大食細胞)などの食細胞への結合による食作用の促進(オプソニン作用),マクロファージの刺激による細胞障害作用の誘発(抗体依存性細胞障害作用,ADCC),肥満細胞や好塩基性白血球の刺激による炎症作用物質の放出,補体系の活性化などである。 抗体が以上のような作用を現すには,抗体がまず抗原と結合することが必要である。…

【免疫】より

…上記の免疫の体液説に対して細胞説と呼ばれる。E.メチニコフは,感染を受けた生体から採った白血球やマクロファージ(大食細胞)は,病原微生物を貪食する能力が高まり,それが病原体に対する防御反応として働くと考えた。マクロファージの貪食作用のみを重視したメチニコフの考えは,当時の体液説の前では必ずしも説得力を発揮できなかったが,のちにいわゆる細胞性免疫として一括される,遅延型アレルギー,移植片拒絶反応,接触過敏症,リンパ球による標的細胞破壊など,抗体によらないで免疫系細胞によって起こってくるさまざまな反応が記載されるにおよんで,免疫なる現象のもう一つの大きな側面として再び浮かび上がってくる。…

【免疫細胞系】より

…免疫応答に関与する細胞の総称。抗原の特異性に対応した,いわゆる特異的免疫を分担しているのはリンパ球であるが,非特異的免疫はおもにマクロファージとナチュラルキラー細胞の役割である。これらの細胞系は独立に働くこともあるが,相互作用によって機能を発現することが多い。…

※「マクロファージ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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