斎藤静(読み)さいとうしずか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「斎藤静」の意味・わかりやすい解説

斎藤静
さいとうしずか
(1891―1970)

英語学者。宮城県に生まれる。東北学院を経て京都帝国大学に進み、1918年(大正7)卒業福井県の福井中学校、大野中学校で教え、同2校の校長歴任。1949年(昭和24)福井大学教授。晩年は東北学院大学教授。その英語教科書は英語教授法に新紀元を開き、個人雑誌『英語学研究』(1932~1942)によって広く海外論文を紹介した。著書に『近代英語後期』、『双解英和辞典』(岡倉賞)、『日本語に及ぼしたオランダ語の影響』などがある。

[大村喜吉 2018年10月19日]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤静」の解説

斎藤静 さいとう-しずか

1891-1970 昭和時代の英語学者。
明治24年5月8日生まれ。中学の教諭,校長などをへて,昭和24年福井大教授,のち東北学院大教授。個人雑誌「英語学研究」を発刊し,海外の論文を紹介した。昭和45年7月5日死去。79歳。宮城県出身。京都帝大卒。旧姓菅原著作に「双解英和辞典」「米語辞典」など。

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