新庄[市](読み)しんじょう

百科事典マイペディア 「新庄[市]」の意味・わかりやすい解説

新庄[市]【しんじょう】

山形県北部,新庄盆地と周辺山地を占める市。1949年市制。盆地の中心の市街最上川の支流指首野(さすの)川の扇状地に発達,江戸時代戸沢氏の城下町であった。奥羽本線(山形新幹線)が通じ,陸羽東線,陸羽西線が分岐する。米作中心の農業を営むが,1960年代から家具や電気機器の工場が立地,1980年代からは工業団地造成が進んだ。積雪が多く,農水省農業総合研究所積雪地方支所があって,克雪,利雪に取り組んでいる。新庄城跡は最上公園となり,戸沢神社,天満宮などがある。南西端に新庄温泉(アルカリ性食塩泉,39℃)がある。東日本大震災で,市内において被害が発生。222.85km2。3万8850人(2010)。
→関連項目陸羽西線陸羽東線

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