日本カーバイド工業(読み)にっぽんカーバイドこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本カーバイド工業」の意味・わかりやすい解説

日本カーバイド工業
にっぽんカーバイドこうぎょう

カーバイド塩化ビニル樹脂主力の化学会社。旭硝子系。 1926年設立の東洋窒素工業を母体として,35年に設立。翌 36年国産肥料を合併。カーバイドと石灰窒素,また医薬品の製造を開始し,1950年代はポリマーを,60年代はヒドラジンなどの生産を始める。その後,接着樹脂や電子材料なども手がける。売上構成比は,電子材料 30%,フィルム・シート 27%,基礎化学 17%,接着 11%,合成樹脂 11%,その他4%。年間売上高 693億 6600万 (連結。うち輸出 20%) ,資本金 61億 9700万円,従業員数 936名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本カーバイド工業」の解説

日本カーバイド工業

正式社名「日本カーバイド工業株式会社」。英文社名「NIPPON CARBIDE INDUSTRIES CO., INC.」。化学工業。昭和10年(1935)設立。本社は東京都港区港南。医薬品向けファインケミカル製品や包装用フィルムなどの化成品が主力。ほかにセラミック基板などの電子材料や建材なども手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード4064。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android