暮れる(読み)クレル

デジタル大辞泉 「暮れる」の意味・読み・例文・類語

く・れる【暮れる/×眩れる/暗れる】

[動ラ下一][文]く・る[ラ下二]
(暮れる)太陽が沈んであたりが暗くなる。夜になる。「日が―・れる」⇔明ける
(暮れる)季節年月が終わりに近づく。「今年も無事に―・れた」⇔明ける
(暮れる)同じことを繰り返しして、時が過ぎる。あけくれする。「今日も一日畑仕事で―・れた」
悲しみなどで暗い気持ちのまま時を過ごす。「悲嘆に―・れる」「涙に―・れる毎日」
どうしたらよいか見通しが立たず困ってしまう。思い惑う。「途方に―・れる」「思案に―・れる」
(「目がくれる」の形で)欲望に心を奪われて正常な判断ができなくなる。「金に目が―・れる」
激しい感情のため、目先が暗くなる。目がくらむ。
「いかにしなし奉り給はむとするにかあらむと思ふに、目―・るる心地して」〈落窪・一〉
[類語]更ける沈む傾く落ちる暮れ掛かる暮れなずむ釣瓶落とし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android