木柄(読み)きがら

精選版 日本国語大辞典 「木柄」の意味・読み・例文・類語

き‐がら【木柄】

〘名〙
土蔵戸前、とびらなどの漆喰(しっくい)の塗り下にする木製骨組。〔日本建築辞彙(1906)〕
② 木の品質。木の等級
※秘密(1911)〈谷崎潤一郎〉「普請と云ひ、装飾と云ひ、なかなか立派で、木柄なども選んではあるが」

き‐づか【木柄】

〘名〙 刀剣の中茎(なかご)を包む木製の柄(つか)。とくに赤木(あかぎ)唐木(からき)素地(きじ)のままの柄の作りをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android