林鵞峯(読み)はやしがほう

百科事典マイペディア 「林鵞峯」の意味・わかりやすい解説

林鵞峯【はやしがほう】

江戸時代前期の朱子学者。林羅山の子。名は春勝,剃髪して春斎と号する。将軍徳川家光に仕えて外交などにあたり,羅山編纂の《本朝編年録》を基に《本朝通鑑》を編集。その編纂所として上野忍岡(しのぶがおか)の屋敷内に国史館設営明暦(めいれき)の大火で消失した家塾を再建して弘文館(のちの昌平黌)とした。
→関連項目林信篤

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

旺文社日本史事典 三訂版 「林鵞峯」の解説

林鵞峯
はやしがほう

1618〜80
江戸前期の朱子学者
羅山の子。春斎と称す。羅山・松永貞徳に学び,特に日本歴史に通じた。3代将軍徳川家光に儒学を講じ,礼制制定,訴訟・外交の諮問にあずかった。父羅山と『本朝通鑑』を編集。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android