正寝(読み)セイシン

デジタル大辞泉 「正寝」の意味・読み・例文・類語

せい‐しん【正寝】

正殿表御殿
紫宸殿ししんでん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「正寝」の意味・読み・例文・類語

せい‐しん【正寝】

[1] 〘名〙 天子諸侯政事を執り行なう官室。また、天子が日常をすごす宮殿寝殿造りの正殿。寝殿。おもてごてん。
延喜式(927)五〇「亜献以下預享之官。散斎二日。各於正寝。致斎一日」 〔新唐書‐魏徴伝〕
[2] 紫宸殿(ししんでん)のこと。
実隆公記‐長享二年(1488)四月二八日「主上忽去正寝御議定所」

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普及版 字通 「正寝」の読み・字形・画数・意味

【正寝】せいしん

正殿。

字通「正」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の正寝の言及

【紫宸殿】より

…〈ししいでん〉とも読む。内裏の南部分にある第1の御殿で,南殿(なでん),南大殿,前殿,正寝,正殿ともいう。はじめは節会,季御読経(きのみどきよう),立后,立太子,天皇元服等の通常の公事が行われたが,大極殿(だいごくでん)の廃亡とともに即位や大嘗会(だいじようえ),朝賀等重要な儀式も行われるようになった。…

※「正寝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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