田中理恵(読み)たなか りえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中理恵」の解説

田中理恵 たなか-りえ

1987- 平成時代の女子体操選手。
昭和62年6月11日生まれ。平成21年全日本選手権で個人総合2位。22年世界選手権代表に選ばれ,団体5位,個人総合17位となり,その優雅な演技でロンジン・エレガンス賞をおくられた。24年全日本選手権の個人総合,NHK杯の個人総合で初優勝。同年,兄・田中和仁,弟・田中佑典とともにロンドン五輪代表に選ばれ,団体で8位入賞,個人総合16位。25年現役引退し,日本体育大助教。和歌山県出身。日本体育大卒。

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知恵蔵mini 「田中理恵」の解説

田中理恵

体操選手。1987年6月11日、和歌山市生まれ。日本体育大学大学院を経て、同大学研究員。2010年、世界選手権に23歳で初出場し、157センチという体操界では長身とされる身長を活かし、観客を最も魅了した選手に贈られるロンジン・エレガンス賞を受賞した。12年4月、全日本選手権の個人総合で初優勝。同年5月、NHK杯体操女子個人総合初優勝。同年のロンドン五輪団体総合では女子主将として8位に入賞、個人総合は16位。兄の和仁、弟の佑典と共に3兄妹での五輪出場は日本体操史上初。13年、東京五輪の招致プレゼンテーションでも活躍したが、持病腰痛で休養し、同年12月、現役引退が表明された。

(2013-12-19)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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