普及版 字通 「睨(漢字)」の読み・字形・画数・意味
睨
13画
[字訓] みる・にらむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は兒(げい)。〔説文〕四上に「(なな)めにるなり」とあって、横からにらむように見ることをいう。兒は虹の頭の形。卜文に虹を双頭にしるしている。〔楚辞、離騒〕に「忽ち臨みて夫(か)のを睨(み)る」とみえる。城上の(ひめがき)を睥睨(へいげい)というのも、城壁の両端に位置しているからであろう。
[訓義]
1. みる、にらむ、ななめにみる。
2. かたむく、うかがう。
3. あきらか。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕睨 ニラム・ミル・メシヒ
[熟語]
睨観▶・睨▶・睨視▶・睨日▶・睨笑▶・睨然▶・睨望▶
[下接語]
右睨・邪睨・睇睨・睥睨・眄睨
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報