菅原古人(読み)すがわらのふるひと

精選版 日本国語大辞典 「菅原古人」の意味・読み・例文・類語

すがわら‐の‐ふるひと【菅原古人】

奈良時代学者菅原氏の祖。本姓は土師宿禰(はにしのすくね)。野見宿禰の子孫で、代々大和国添下(そうのしも)菅原に居住し、光仁天皇のときに菅原を氏とした。生没年不詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菅原古人」の解説

菅原古人 すがわらの-ふるひと

?-? 奈良時代の官吏,学者。
土師宇庭(はじの-うきにわ)の子。代々大和(奈良県)菅原にすむ。天応元年(781)従五位下,遠江介(とおとうみのすけ)。同年土師から菅原氏にあらためることをゆるされる。侍読(じどく)としての労を賞され,死後延暦(えんりゃく)4年(785),4人の男子学業につとめさせるため衣糧が支給された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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