豊喜秋(読み)ぶんの よしあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊喜秋」の解説

豊喜秋 ぶんの-よしあき

1848-1920 幕末-大正時代の雅楽家。
弘化(こうか)5年2月23日生まれ。本姓は豊原,江戸時代から「豊」を称した。京都で朝廷につかえていたが,明治3年上京,雅楽局の少伶人(れいじん)となる。笙(しょう),箏(そう),琵琶(びわ)を演奏,また7年からは西洋音楽を伝習した。40年楽師。日記「豊原喜秋記」には奏楽記録を中心に,当時の雅楽局の様子がしるされている。大正9年3月6日死去。73歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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