道芝(読み)ミチシバ

デジタル大辞泉 「道芝」の意味・読み・例文・類語

みち‐しば【道芝】

道ばたに生えている芝草。また、雑草
「問ふ人も嵐吹きそふ秋は来て木の葉にうづむ宿の―」〈新古今・秋下〉
道案内をすること。また、そのもの。
「その程は宣旨の君ぞ、くはしうは、―にて知り給ひつれ」〈夜の寝覚・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「道芝」の意味・読み・例文・類語

みち‐しば【道芝】

〘名〙
① 道ばたに生えている芝草。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「葉ずゑこそ秋をもしらめねをふかみそれみちしばのいつか忘れん」
③ 道の案内をすること。手引き、とりもちをすること。また、その者。
※夜の寝覚(1045‐68頃)三「そは、みちしば要るべきことにも侍らざりつる物を」
④ 道のこと。詩歌などに用いる。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「道芝」の解説

道芝 (ミチシバ)

植物。イネ科多年草,園芸植物。チカラシバ別称

道芝 (ミチシバ)

植物。タデ科一年草ミチヤナギの別称

道芝 (ミチシバ)

植物。イネ科の多年草。カゼクサの別称

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