魁傑将晃(読み)かいけつ まさてる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「魁傑将晃」の解説

魁傑将晃 かいけつ-まさてる

1948-2014 昭和後期-平成時代の力士,親方
昭和23年2月16日生まれ。中学から柔道をはじめ,幡生(はたぶ)工高(現・下関中央工高)では柔道部主将をつとめた。日大にすすんだが,大学1年で中退し花籠部屋に入門。昭和41年9月初土俵。45年1月十両に上がり,46年9月新入幕。47年5月新三役の小結昇進。50年3月大関となる。得意技は突っ張り,左四つ,寄り切り,上手投げ。51年1月関脇に陥落。52年3月大関に復帰したが,同年11月2度目の大関陥落。病気や肘の故障に苦しんだ。54年引退し,年寄放駒(はなれごま)を襲名。幕内通算成績(45場所)367勝304敗。幕内優勝2回,殊勲賞2回,敢闘賞7回,技能賞1回。平成22年日本相撲協会理事長に就任し,八百長問題などの不祥事の対処や日本相撲協会の改革にあたった。25年放駒部屋を閉鎖して所属力士らを元横綱・大乃国の芝田山部屋に移籍させ停年退職。平成26年5月18日死去。66歳。山口県出身。本名は西森輝門(てるゆき)。年寄名は放駒輝門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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