鶏人・雞人(読み)けいじん

精選版 日本国語大辞典 「鶏人・雞人」の意味・読み・例文・類語

けい‐じん【鶏人・雞人】

〘名〙
中国、周代の官名。重要な国家的行事に際し、その日の夜明けに百官を起こす役目ニワトリとさかに似た赤い帽子をつけた。後には宮中を警固する夜警兵士が行なった。〔周礼春官・雞人〕
中古、宮中で時刻を知らせた役人。にわとりびと。
※和漢朗詠(1018頃)下「鶏人暁に唱ふ、声明王の眠りを驚かす〈都良香〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android