黄耆(読み)オウギ

デジタル大辞泉 「黄耆」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぎ〔ワウ‐〕【黄×耆】

中国産のマメ科の多年草キバナオウギ、またはその近縁植物の根。漢方で止汗・利尿強壮薬などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「黄耆」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぎ ワウ‥【黄耆】

〘名〙 中国産のマメ科ゲンゲ属、およびイワオウギ属の多年草数種の地下茎から採る生薬名称健胃・強壮薬に用い、寝汗止め、下痢止めなどに効があるという。また、黄耆を採る植物数種の総称名としても用いる。〔異制庭訓往来(14C中)〕

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「黄耆」の解説

おうぎ【黄耆】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)一つ。マメ科キバナオウギナイモウオウギなどの同属植物の根を乾燥したもの。利尿強壮血圧降下作用などがある。虚弱体質に効く黄耆建中(けんちゅう)湯風邪(かぜ)に効く桂枝加(けいしか)黄耆湯などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

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