20世紀西洋人名事典 「É.ザヴィー」の解説
É. ザヴィー
Émile Zavie
1884 - ?
小説家。
エグゾチスムにあふれた一連の冒険小説にはゴビノーの影響がうかがわれる。作中人物の意識の中に真の舞台が設定されており、それは「心の底で演じられる内的な悲劇こそ、われわれに啓示されるべきものである」という彼の言葉に示される。主な作品に「追放者プートニック」(1925年)、「バグダードの城壁の下」(’26年)、「シャバーヌ」(’32年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報