アイヘンドルフ(その他表記)Eichendorff, Joseph, Freiherr von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アイヘンドルフ」の意味・わかりやすい解説

アイヘンドルフ
Eichendorff, Joseph, Freiherr von

[生]1788.3.10. シュレジエン,ラティボール近郊
[没]1857.11.26. ナイセ
ドイツの詩人,小説家。古い貴族の家に生れ,恵まれた少年時代をおくる。ハレハイデルベルクベルリンウィーンの各大学でおもに法律を学ぶ。その間にクライスト,フィヒテらと交遊。シュレジエン国防軍の少尉として解放戦争に参加したのち,1816年プロシアの官吏となり,44年までつとめた。晩年は郷土の町ナイセに住んだ。彼の文学は憧憬満ち,夢みるような美しい自然と人生を歌ったものが多い。抒情詩においてすぐれた天分を発揮した。おもな作品に,小説『予感と現前』 Ahnung und Gegenwart (1815) ,短編『大理石像』 Das Marmorbild (19) ,『のらくら者の生活から』 Aus dem Leben eines Taugenichts (26) などがあり,カトリックとロマン主義の立場からの文学論も少くない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む