デジタル大辞泉
「アウトライト取引」の意味・読み・例文・類語
アウトライト‐とりひき【アウトライト取引】
《outright transaction》買い戻しや売り戻しの条件をつけずに、売りまたは買いだけを行うこと。→スワップ取引2
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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アウトライト取引
アウトライトとりひき
outright transaction
外国為替取引の一方法で,売り買いを単独に行う取引のこと。為替取引の場合,為替変動リスクを極力回避するために,先物の売り買いを条件として直物の売り買いをするスワップ取引が一般的であるが,アウトライト取引は売りあるいは買いをあくまでも単独でする取引。スワップ取引だと買い持ちあるいは売り持ちは生じないが,アウトライト取引だと買いあるいは売り持ちポジションが生じてしまう。銀行間取引の場合,スポット相場での直物為替取引やスワップ取引が中心で,スポットバリュー以降のアウトライト取引はほとんどないといっていい。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のアウトライト取引の言及
【スワップ取引】より
…一般の企業も,短期の対外証券投資や外貨借入れなどに際して,為替相場の変動リスク(為替リスク)を回避し,採算を確定するために取引銀行との間でこうしたスワップ取引を行っている。なお,このようなスワップ取引において直物為替取引と反対方向で行われる先物為替取引と区別し,それ自体独立して行われる先物為替の売買を通常アウトライト取引outright transactionという。【河西 宏之】。…
※「アウトライト取引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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