普及版 字通 の解説
15画
(異体字)
19画
[字訓] からす・はしぶとがらす
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(が)。は亞(亜)(あ)を声符とする異体の字。の語頭子音ng-の脱落したもの。字はまた(雅)に作り、〔説文〕四上に「楚烏なり。一名(よ)、一名居(ひきよ)、秦之れをと謂ふ」とみえる。は唐宋以後の文献にみえる。金文にみえる烏は死烏の形、於はその羽を縄にかけわたした形。みな作物の害を避け、烏をおどすのに用いた。
[訓義]
1. からす、はしぶとがらす。
2. 字はまた烏・於に作る。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 白頭烏、毛受(もず)、、不久呂不(ふくろふ)〔名義抄〕 カラス 〔字鏡集〕 同じ、アトリ・カラス・トモナイトリ
[語系]
・ea ngea、烏a、於iaはみな「からす」をいう語。烏は感動詞の烏呼に用い、その字は羽を垂れた死烏の形。於の金文形は、烏の羽を縄にかけわたした形。烏をおそれさせるためで、今もその方法を用いる。・雅はその鳴き声をとる。
[熟語]
軋▶・鬟▶・群▶・髻▶・黄▶・昏▶・叉▶・觜▶・鵲▶・臭▶・娘▶・陣▶・青▶・棲▶・噪▶・▶・頭▶・飛▶・鬢▶・▶・鷺▶
[下接語]
鳶・寒・帰・飢・驚・暁・群・江・昏・山・残・慈・宿・城・晨・青・栖・夕・・噪・霜・村・・田・晩・暮・鳴・林・老
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報