アジア生産性機構(読み)アジアせいさんせいきこう(英語表記)Asian Productivity Organization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アジア生産性機構」の意味・わかりやすい解説

アジア生産性機構
アジアせいさんせいきこう
Asian Productivity Organization

略称 APO。 1961年4月の「アジア生産性機構に関する協定」により創設された政府間国際機構。 59年に東京で開催された第1回アジア生産性円卓会議で発議が行われた。アジア大平洋諸国の生産性向上による経済発展促進を目的とする。 APOの最高機関は年次開催の理事会で,事務局は東京。歴代の事務局長には日本人が任命されている。 APOの活動の特色は各国生産性本部代表者会議 (年次開催) との連携にある。

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世界大百科事典(旧版)内のアジア生産性機構の言及

【生産性向上運動】より

…日本と並行して台湾(1955)や韓国(1957)などでも,アメリカの働きかけで生産性機関が設立された。61年には日本,台湾,韓国,インド,ネパール,パキスタン,フィリピンおよびタイの参加した政府間協定によって,国際機関であるアジア生産性機構(APO)が発足し,事務局は東京に置かれた。APOもまた財政の相当額をアメリカの援助に頼っていたが,現在はほぼ各国の拠出金のみによって運営されるようになっている。…

【日本生産性本部】より

…労働組合では,同盟ないし同盟傘下の組合が理事を送り込むなど生産性向上運動に参加しているが,総評は生産性向上運動に対し資本家の階級攻勢として反対の態度をとっている。JPCはアジア諸国の生産性向上運動の連合体APO(Asia Productivity Organizationアジア生産性機構)の有力メンバーである。東京都渋谷区に本部事務所があるほか,地方に七つの事務所がある。…

※「アジア生産性機構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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