アセチルブチルセルロース(読み)あせちるぶちるせるろーす(その他表記)acetyl butyl cellulose

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アセチルブチルセルロース
あせちるぶちるせるろーす
acetyl butyl cellulose

酢酸酪酸繊維素ともいう。アセチルセルロースと同様にしてパルプリンターと酢酸CH3COOHや酪酸C3H7COOHとそれらの無水物および濃硫酸との混酸と反応してつくる。プラスチックとしての加工性、耐水性はアセチルセルロースより優れている。用途成形品として扇風機羽根、ラジオキャビネットなどで、アセチルセルロースと同様であるが、とくに耐候性を必要とする方面に好んで使われる。アメリカでは水道油田および工場用パイプとしても利用されている。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《〈和〉doctor+helicopterから》救急専用の医療機器を搭載し、医師・看護師が乗り込んで患者のもとに急行し、病院などに搬送する間に救命医療を施すことのできる救急ヘリコプター。...

ドクターヘリの用語解説を読む