あちゃら漬け(読み)あちゃらづけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「あちゃら漬け」の意味・わかりやすい解説

あちゃら漬け
あちゃらづけ

酢漬け一種。もともとはピクルスをまねてつくったもののようで、「あちゃら」とは外国の意味とも、またポルトガル語のachar(野菜、果物漬物)に由来するともいわれる。蓮根(れんこん)、ダイコン、ゴボウなど、季節の根菜類を刻んで甘酢に漬ける。さっぱりした味である。調味液は、酢、みりん、砂糖、食塩トウガラシなどを用いる。作り方は、材料の野菜を薄切りにし、固いものはさっと湯通ししたのち、材料をあわせていったん煮立てた漬汁に浸し、押しをかける。1日程度で食べることができる。

河野友美

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android