現代外国人名録2016 「アニエスカホランド」の解説
アニエスカ ホランド
Agnieszka Holland
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家
- 国籍
- ポーランド
- 生年月日
- 1948年11月28日
- 出生地
- ワルシャワ
- 学歴
- プラハ映画テレビ大学〔1971年〕卒
- 受賞
- カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞(第33回)〔1980年〕「田舎役者」,ポーランド映画祭グランプリ〔1980年〕「田舎役者」,ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞(第49回,1991年度)〔1992年〕「ヨーロッパ、ヨーロッパ」,日本映画批評家大賞外国監督賞〔1993年〕「秘密の花園」
- 経歴
- 15歳の時パゾリーニやフェリーニの映画を見て映画監督を志し、1967年プラハの映画学校に入学、’68年“プラハの春”を体験、’71年卒業。その後ワルシャワ条約機構を分裂させる活動をしたという理由で1ケ月半投獄されたのち国外追放となりワルシャワに帰国。以後しばらくポーランド当局からも危険人物視され、国営テレビに提出したシナリオをすべて拒否されるなど映画作りができなかったが、アンジェイ・ワイダ監督の主宰する製作集団「X」で監督修業をつむ。クシシュトフ・ザヌーシ監督の助監督を経て、’79年「田舎役者」で監督デビュー、’80年カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞。ポーランド映画祭でもグランプリを受賞。’81年テレビ劇映画「孤独な女」を製作。同年戒厳令布告に伴いパリに亡命。’86年「Bittere Emte」でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされる。他の代表作に「僕を愛した二つの国/ヨーロッパ、ヨーロッパ」(’90年)、「オリヴィエ オリヴィエ」(’92年)、「秘密の花園」(’93年)、「太陽と月に背いて」(’95年)、「奇蹟の詩 サード・ミラクル」(’99年)、「敬愛するベートーヴェン」(2005年)、「バンディット」(2009年)、「ソハの地下水道」(2011年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報