ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アパタイト」の意味・わかりやすい解説 アパタイトapatite 一般式 M10(ZO4)3X2 で示される組成をもつ鉱物の総称。この式で,M はカルシウム,バリウム,マグネシウム,ナトリウム,カリウム,鉄,アルミニウムなど,Z はリン,硫黄,ケイ素,ヒ素など,X はフッ素,塩素,酸素,水酸基 OHなどである。代表的なものは,リン鉱石の主成分であるフッ素アパタイト Ca10(PO4)6F2 と生体無機構造材の水酸アパタイト Ca10(PO4)6(OH)2 。後者は歯のエナメル質で OH- の一部が F- に置換すると虫歯になりにくいといわれる。製法は種々あるが,粉体 (湿式,乾式) と単結晶 (溶融法,水熱法) で異なる。人工骨,電子工学材料,吸着剤,触媒,ガラス,肥料,飼料など,用途は広い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
化学辞典 第2版 「アパタイト」の解説 アパタイトアパタイトapatite りん灰石の別名.なお,アパタイトとりん灰石はともに学術用語である. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by