アフガンハウンド(読み)あふがんはうんど(その他表記)Afghan hound

翻訳|Afghan hound

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アフガンハウンド」の意味・わかりやすい解説

アフガンハウンド
あふがんはうんど
Afghan hound

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜であるイヌの1品種で、長足の大形獣猟犬である。原産地はアフガニスタンであるが、山岳地帯に産するものと、平地あるいは砂漠地帯に産するものとでは、いささかタイプが異なる。原産地では家畜群の護衛のほか、シカヒョウなどの獣猟に使用されていた。本種はディアハウンドアイリッシュウルフハウンドなどとともにグレーハウンド族に属し、視覚によって獲物を狩る犬種である。体形腰部が他犬種に比べて高く幅広い。現在公認されている本種は、イギリスに輸入された平原タイプのものと、山岳タイプのものを交配して作出されたもので、美しい長毛があり、日本でも家庭犬として人気が高い。毛色フォーンが多く、ほかにクリーム、赤、トライカラー、ブリンドル、ブラックエンドタンなどがある。体高60.5~71.5センチメートル、体重23~28キログラム。

増井光子


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犬&猫:ペットの品種がわかる事典 「アフガンハウンド」の解説

アフガン・ハウンド【Afghan Hound】

アフガニスタン原産の大型犬。世界最古の犬の品種といわれ、ノア方舟に乗った犬とされている。背中と顔を除いて、柔らかい絹糸状の長い被毛をもつ。番犬狩猟犬として使われている。20世紀初め、アフガニスタンがイギリスの保護国となったときにヨーロッパに持ち込まれた。JKCでは、第10グループ(視覚ハウンド)に分類する。

出典 講談社犬&猫:ペットの品種がわかる事典について 情報

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