アフタ性口内炎、鵞口瘡

六訂版 家庭医学大全科 「アフタ性口内炎、鵞口瘡」の解説

アフタ性口内炎、鵞口瘡
(のどの病気)

アフタ性口内炎

 原因不明の口内炎で、20~30代の年齢層に多くみられます。アフタは痛みを伴い、1個だけのことも、多発することもあります。治療は、うがいをよく行うとともに、ステロイド軟膏や貼り薬を用います。通常1~2週間で治りますが、再発することも少なくなく、再発性アフタ性口内炎とも呼ばれています。

 再発の多い場合にはベーチェット病との鑑別が必要になってきます。ベーチェット病は口腔病変のほか、眼にぶどう膜炎を生じたり、陰部の潰瘍や皮膚にも炎症がみられる難治性の病気ですが、初期にはアフタ性口内炎との鑑別が困難です。

鵞口瘡

 カンジダ性の口内炎を鵞口瘡と呼ぶこともあります。小児によくみられますが、問題になることはあまりありません。しかし成人に発症した場合には、エイズ悪性腫瘍糖尿病などの病気で全身の免疫力が低下していることも考えなければなりません。

 治療は抗カビ薬の入ったうがい薬でうがいをしたり、抗カビ薬を服用したりします。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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