化学辞典 第2版 「アフラトキシンB1」の解説
アフラトキシン B1
アフラトキシンビーワン
aflatoxin B1
C17H12O6(312.27).アスペルギルス属が生産するかび毒の一種.1960年にイギリスで発生した,10万羽以上の七面鳥が死亡した事件をきっかけに発見された.アフラトキシン B1 のほか,B2,G1,G2,M1 なども知られているが,毒性,発がん性は B1 がもっとも強力である.無色の結晶.分解点268~269 ℃.-562°(クロロホルム).ピーナツ,トウモロコシ,ナツメグなどさまざまな食品から微量であるが検出されることがある.強い発がん性がある.[CAS 1162-65-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報