日本大百科全書(ニッポニカ) 「アフリカ・ハイウェー」の意味・わかりやすい解説
アフリカ・ハイウェー
あふりかはいうぇー
African Highway
国連アフリカ経済委員会(ECA)が中心となって進めている、アフリカ大陸における国際道路計画。次の5路線からなる。(1)サハラ横断道路(アルジェリアのアルジェからマリのガオまで4518キロメートル)。(2)アフリカ横断道路(ケニアのモンバサからナイジェリアのラゴスまで6343キロメートル)。(3)西アフリカ横断道路サヘール線(セネガルのダカールからチャドのエンジャメナまで4641キロメートル)。(4)西アフリカ横断道路海岸線(ナイジェリアのラゴスからモーリタニアのヌアクショットまで4506キロメートル)。(5)東アフリカ横断道路(エジプトのカイロからボツワナのハボローネまで9013キロメートル)。これらの計画は1960年代から1970年代にかけて実施に移されたが、アフリカ諸国の経済・社会情勢の影響もあって、その後大きな進展はない。
[佐藤 清]