西アフリカに16世紀を頂点として広大な版図を築いたソンガイ帝国の首都。現在のマリ共和国東部のニジェール川に面した地点にある。人口約3万。県庁所在地であるほか,家畜市が立ち,乾季にニジェール川大湾曲部を運航する定期船の東の終点,サハラを車で越えてきた旅行者の休憩地としてもにぎわう。ソンガイ帝国の最盛期(当時の人口は5万~6万と推定される)を築いたアスキア朝の王墓がある日乾煉瓦造りのモスクがいまも残っている。北方約2kmの地点に,おそらく9世紀から14世紀ころまでの都だったと思われる旧ガオ(ガオ・サネ)の遺跡があり,アラビア文字を刻んだ石碑,モスクの基礎のあと,土器片などが発見されている。
執筆者:川田 順造
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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