アフリカ南部、ボツワナの首都。同国南東部の南アフリカ共和国との国境近くに位置する。ガボローネともよばれ、旧称はガベローンズGaberones。市名は、19世紀末同地方を支配したトロクワ人の首長ハボローネ・マトラピンにちなむ。人口21万3017(2000)。イギリス保護領時代には南アフリカ連邦のマフェキングの高等弁務官によって統治されたが、1966年の独立以後首都となった。ジンバブエ、南アフリカ共和国と結ぶ鉄道が通じ、国会議事堂、官庁のほか、博物館、図書館、カトリック教会、ホテルなどがあり、鉄道駅付近は工業区域となっている。約5キロメートル離れたノツウネ川のダムから水と電力が供給されている。
[林 晃史]
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