20世紀西洋人名事典 「アブラハムウォールド」の解説
アブラハム ウォールド
Abraham Wald
1902.10.31 - 1950.12.13
米国の数学者,数理統計学者。
元・コロンビア大学教授。
ルーマニア生まれ。
1931年ウィーン大学において、博士号を取得。オーストリア景気循環研究所を経て、’38年ナチスの台頭にともない渡米した。コロンビア大学で研究を始め、’44年教授となる。’46年には同大に創設された数理統計学科の運営に当たった。数学、数理経済学、確立論、統計学と研究分野は幅広く、とりわけ逐次抜取検査、統計的決定定理論の研究においては彼の独創性にたよるところが大きい。’50年夫人とともにインド旅行中、航空機事故のため死亡。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報