アブル・アッバース(その他表記)Abū al-Abbās, al-Saffāh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アブル・アッバース」の意味・わかりやすい解説

アブル・アッバース
Abū al-Abbās, al-Saffāh

[生]724頃
[没]754. アンバール
アッバース朝第1代のカリフ (在位 749~754) 。アッバース家の革命運動の支持者に推され,749年 11月 28日イラクのクーファでカリフを宣言した。翌年ウマイヤ朝を倒すとウマイヤ家一門の者を虐殺し,革命運動に参加したシーア派イスラム教徒までも殺害して王朝の安定化をはかった。死後サッファーフ (血をすすぐ者,メシアの意味もある) というあだ名で知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む