日本大百科全書(ニッポニカ) 「アムハラ」の意味・わかりやすい解説 アムハラあむはらAmhara アフリカ、エチオピアの先住民集団。人口は約1200万人。長くエチオピアの支配民族であったが、1975年の社会主義革命においてアムハラ出身のハイレ・セラシエ皇帝が廃された。言語はセム語から派生したアムハラ語。ムギなどを栽培すると同時に、家畜の飼育も行う小農民が大部分で、家族内では父親の権力が強い。1500年以上も前から独自のキリスト教(エチオピア正教)を発展させた。エチオピア社会主義政権崩壊後のアムハラの動向はまだ予断を許さない。[木村秀雄][参照項目] | エチオピア人 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例