アメーバ類(読み)アメーバるい(その他表記)Amoebida; amoeba

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アメーバ類」の意味・わかりやすい解説

アメーバ類
アメーバるい
Amoebida; amoeba

原生動物門肉質虫亜門根足虫綱アメーバ目に属する種類の総称広義には有殻アメーバ類を含むこともある。体は1個の細胞から成り,形は不定であるが,体長 0.05~0.6mm内外である。原形質は一般に等質透明な外肉と顆粒の多い流動性に富む内肉とに区別され,内肉中には通常1個の球形の核と1~3個の収縮胞,その他食胞などが常にみられる。仮足を出して移動し,細菌藻類などを捕食する。無性的分裂によってふえる。普通淡水中や湿土の表面などにすみ,海産種はごくわずかである。動物の消化器官などに寄生するものもあり,ヒト大腸に寄生することのある病原性の赤痢アメーバEntoamoeba historiticaは有名である。アメーバ類は細胞学,生理学などの実験材料としてよく利用される。 (→根足虫類 , 肉質虫類 )

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