あやす

精選版 日本国語大辞典 「あやす」の意味・読み・例文・類語

あや・す

〘他サ五(四)〙
きげんをとってなだめる。また、手なずける。
※雑俳・柳多留‐七(1772)「ねかす子をあやしてていしゅしかられる」
愛玩(あいがん)する。かわいがる。
滑稽本浮世床(1813‐23)二「此頃まで手飼にして愛(アヤ)した物を。番木鼈(まちん)を食せて殺すとは」
③ だます。ごまかす。
黄表紙・茶歌舞妓茶目傘(1787)「わつちがうちかけをかけてあやしておきんす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「あやす」の意味・読み・例文・類語

あや・す

[動サ五(四)]機嫌をとってなだめすかす。「赤ん坊を―・す」
[可能]あやせる
[類語]なだめるすかす宥めすかす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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