宥め賺す(読み)ナダメスカス

デジタル大辞泉 「宥め賺す」の意味・読み・例文・類語

なだめ‐すか・す【×宥め×賺す】

[動サ五(四)]機嫌をとって、相手気持ちをやわらげる。また、相手の心をやわらげて、こちらの都合のいいようにしむける。「いやがるのを―・して薬を飲ませる」
[類語]あやすなだめるすかす

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精選版 日本国語大辞典 「宥め賺す」の意味・読み・例文・類語

なだめ‐すか・す【宥賺】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 あれこれとなだめて相手の気持をほぐす。なぐさめて、相手の気持を変えさせる。また、相手の心を和らげて、自分に都合のいいようにしむける。
    1. [初出の実例]「泣きの涙に正体も無いお葉を宥(ナダ)め賺(スカ)して、左(と)も右(かく)台所へ連れ込む」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二〇)

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