20世紀西洋人名事典 「アラムハチャトゥリヤン」の解説
アラム ハチャトゥリヤン
Aram Il’ich Khachaturyan
1903.6.6 - 1978.5.1
ソ連の作曲家,指揮者。
元・モスクワ音楽院教授。
アルメニア出身。
グネシン音楽学校卒業後モスクワ音楽院でミヤスコフスキー、グリエールに作曲を師事し1937年まで修士過程で学び、その間ピアノ協奏曲(’36年)、バイオリン協奏曲(’40年)を発表し名声を得る。アルメニアに題材を取ったバレエ「ガイーヌ」(’42年)は大成功をおさめ、ソビエト作曲家連盟の中心的存在として活躍するが、’48年ジダーノフ批判を受ける。アルメニア民謡とロシアの古典的伝統を結びつけた東洋的色彩をもつ作風で’54年ソ連邦人民芸術家、’59年レーニン賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報