米西部カリフォルニア州サンフランシスコの沖約2キロに位置する小島。面積は約9万平方メートルで東京ドーム2個分ほど。1850年代に米軍が防衛拠点とし、軍事刑務所として使われた。1934~63年には連邦刑務所として利用され、閉鎖後は先住民族が一時占拠した。現在は国立公園局が管理し、観光客に公開されている。旅行サイト「トリップアドバイザー」が選んだ2024年の米国の人気観光地ベスト10で6位に入った。(アルカトラズ島共同)
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アメリカ合衆国カリフォルニア州西部,サンフランシスコ湾内の小島。面積約48km2。岩ばかりの島で,1933-62年は連邦刑務所として重罪人を収容。69年,インディアンによる占拠の行動で,一躍アメリカ内外に名を知られるようになった。11月10日,14人のインディアンの若者が上陸,彼らの呼びかけにこたえ,全米各地から同胞が参加し,一時は50部族の代表150人がこの島で生活を共にした。約1年半のちの71年6月11日,占拠者は退去させられたが,全部族の団結,白人に奪われた土地の回復,インディアン文化の存続を訴えた直接行動は,新しいインディアンの運動の出発を促し,アメリカ国民一般の関心をインディアンの歴史と現状に向けさせた意味をもつ。島名はスペイン語で〈ペリカン〉を意味する。
執筆者:清水 知久
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