日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルダン高原」の意味・わかりやすい解説 アルダン高原あるだんこうげんАлданское нагорье/Aldanskoe nagor'e ロシア連邦、東シベリア、サハ共和国の南部に位置する高原。南をスタノボイ山脈、北をレナ川沿岸台地に囲まれ、平均標高800~1000メートルの侵食平坦(へいたん)面の上に残丘をのせており、最高地点は2264メートルである。地質学的には楯状地(たてじょうち)で、おもに片麻(へんま)岩と結晶片岩類からなっている。河川は深い峡谷を刻み、斜面はタイガ(針葉樹林帯)で、岩の多い山頂部にはツンドラ(永久凍土帯)がある。金、石炭、鉄鉱などの鉱物資源がある。[小宮山武治] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルダン高原」の意味・わかりやすい解説 アルダン高原アルダンこうげんAldanskoe nagor'e ロシア東部,サハ共和国南部にある高原。北をアルダン川,南はスタノボイ山脈で区切られる。標高 700~1200mのところが多く,開析が進んでいる。 1200~1300mまではタイガで,その上はツンドラに移行する。北部に産金地アルダンがあり,ほかに鉄鉱,石炭などの資源がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by