20世紀西洋人名事典 「アルチュールアダモフ」の解説
アルチュール アダモフ
Arthur Adamov
1908.8.23 - 1970.3.16
フランスの劇作家,小説家。
キスロボーツク(コーカサス地方)生まれ。
本名アルチュール アダミアン。
ロシア革命後、スイス、ドイツを経て1924年パリへ移る。ストリンドベリの影響を受け劇作を始める。演出家ロジェ・プランションにより’50年「大小の作戦」「侵入」が’52年「パロディ」が上演され、一躍アンチ・テアトルの旗手として注目を浴びる。’53年「タレンヌ教授」を機に不条理劇から政治的色彩の濃い叙事的政治劇へと変わっていった。他の作品に「もしも夏が戻って来るなら」(’70年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報